成績が良くなる心の使い方 その1

思いどおりに『なれる人』と『なれない人』
~必ず合格!あきらめてはダメだゾ~

成績がよくなる心の使い方≪1≫  

「自分でいつも成績をあげたい! 入試に合格したい! と思い続けているのに、現状は少しもよくならない」と、嘆く生徒は意外に沢山みうけられるものです。

このように「思いどおりになれる人」と「なれない人」とでは、いったいどこにちがいがあるのでしょうか。

結論からいえばそれは、心の底から自分は成績をぐんとあげ合格できるんだと、いかに思い込めるかにかかっているのです。

たいていの人は困難な状態になると、「やっぱりダメだ」と思ってしまって、あきらめてしまうからダメということです。
 
今年、難関の私立S高校に合格した加藤昭典君(仮名)は、将来歯科医師になりたいと、いま高校で勉強にスポーツに精一杯頑張っています。

でも、こんな昭典君も実は中三生になった当初は、なぜか首や肩がこって、毎日のようにイライラとして勉強に集中できない日が続き、悩んでいました。

テストの時などでも、かんたんな計算に失敗するなど、いわゆるケアレスミスの多い生徒だったのです。だから、当然成績もあまりかんばしいものではありませんでした。

ずいぶん苦しんだ彼が難関高校に合格できた原動力はどこにあったのでしょうか。

彼はその理由として、「人にはだれでも、自分では気づいていない無限の力があって、その力を信じ必ず合格できることだけを念じて、受験勉強に取り組んできたからこそ、合格できたのです」と後日、私に話してくれました。

『必ず成績はあがる!絶対に合格できる!』そんな強い信念を持ち続けて勉強に取り組んできたからこそ彼はみごと合格を勝ち得たのです。

昭典君のように、最後の最後まで「私は、必ずできる!成績がぐんとあがって必ず合格できるんだ!」と、思い続けて受験勉強に取り組んでいくこと
が実は成績アップのカギなのです。

中三生の諸君、今年は義務教育最後の年。キミ自身の進路を決めねばならない大切な時期が迫ってきています。

もちろん、自分の進路、将来について真剣に考えている人も多いと思いますが、まだ何にも考えていないという人も少なくないでしょう。

どうか一日も早く、『自分の将来のユメを実現させるためには、どの高校にいけばいいのか』『私にとっていちばんふさわしい高校はどこなのか』などを自分で考えてください。

それがこれからの勉強の目標となるからです。

そしてその目標突破のために、キミのヤル気と集中力を強め、学習効果をあげる方法、さらには、キミの志望校合格達成を勝ちとるためのポイントを、心のコントロールという面を中心にアドバイスしていくことにしたいと思います。