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入試合格作戦
やる気と集中力開発
下口メンタルフィットネス

受験生のあなたと父母の方へ耳より情報です!
入試をひかえたあなたは、難関突破をめざして、日夜ハードな勉強を続けてていると思います。

ところで、いくら勉強時間が多くても、それに集中して取り組める状態でないと学習効果が上がりません。

こころの状態を安定させ、リラックスして、そして適度な緊張感で学習に取り組んでいくと、学習効果がグンとあがるのです。

今回から志望校合格達成のためのポイントをアドバイスします。
父母の方々にも、毎日の生活の中でおおいに役立てていただけてますので、ぜひ家族で取り組んでみてください。

集中力アップ!入試合格作戦≪1≫

私立高校入試まであと4カ月。勉強に全力投球できる秋。
全国の中学3年生が猛然とハッスルしだしました。

あなたも、この中学生活最後の秋を充実したものにするために、夏休み中の生活の反省の上に立って、学習計画を立て、必死に受験勉強に打ちこんでいることと思います。

しかし、その一方で不安とあせりがつのり、イライラして落ちつかず、なぜか『勉強にとりかかる』ことができない人も多いのではないでしょうか。

この夏休みに、私のカウンセリングルームで、中学3年生の相談で一番多かったのは、

『勉強しなければならないのはわかっているけれど、なぜかイライラして机に向かうことすらできない。そうこうするうちに時間だけがあっという間に過ぎていってしまう。なにか集中して勉強に打ち込めるようになれる方法はないものだろうか。』という相談でした。

その他の比較的多かった相談を少し紹介しましょう。

 

A君は、いつも母親に『早く、いいかげんに勉強しなさい。いつまでテレビにかじりついているのですか』と、きつく大きい声で言われると、急にムカッとして気持ちがいら立ち、テレビの番組が終わったら勉強しようと思っていた気持ちもふっとび何もする気がしなくなるのです。

B君は、家庭学習の時や塾でのテストの時には、難問題でもスラスラ解けるのに、学校での定期テストになると、答案用紙が配られたとたん、今まで覚えていたことがボヤっとして忘れてしまい思いだせないのです。思いだそうとすればするほどでてこないのです。

C子さんは、学校行事やテストの前日になると急に眠れなくなるのです。眠ろうとすればするほど目がさえてくるのです。

D子さんは、教室で友だち同士で話している時は、スラスラ話せるのに、授業中に先生に指名されて発言する時になると、急に口がこわばってきて話せなくなり、顔も真っ赤になってしまい、あせればあせるほど声にならないのです。

高校入試の面接試験が今から心配です。

E子さんは、テストの時間になると急に腹痛が起こり、テストが終わると腹痛がなくなるのです。そのためテストで普段の実力が十分に発揮できず困っています。

人間の心は不思議です。自分のものでありながら自分の思うようにならないものです。

 

私は、昭和37年より21年間、大阪市の中学教師として数学を教え、生活指導と進路指導を担当してきました。

現在は、子どもたちだけでなく、経営者や企業戦士、OL、お母さん方など性別、年齢を問わず幅広い層に、やる気と集中力を強める心の訓練『自己コントロール法』を指導しています。

私は、多くの指導にあたる中で、この心の不思議さに気がつき、驚かされたことが何度もあります。

自分の心をいかにコントロールして、勉強に集中できるようにしていくかがカギです。

また、高校入試であがらずに普段の力をいかに出しきれるかで、合格、不合格がきまるのです。

次回より、やる気と集中力を強める『自己コントロール法』について、お話しましょう。

「下口集中力アップチャンネル」は、こちら

集中力アップ!入試合格作戦≪2≫ キミの勉強部屋づくり

『先生、成績を上げる妙薬はありませんか』『最近、やっと集中して勉強ができるように

なってきたのですが、もっと集中力をつけて学力を上げ、絶対に志望校に合格したいです

』と、中学3年生の登君が私のカウンセリングルームをたずねてきました。『それでは“ち

ょっとした工夫で学力アップ、志望校合格作戦”を一緒に立てよう』ということになりまし

た。

そこで、まず私は登君に『今、君の勉強部屋はどうなっていますか。漫画や雑誌がちらば

っており、壁にはキミの好きなロック歌手やオートバイ、車のポスターが張ってありませ

んか。

またゲームやトランプなどの遊び道具もありませんか』とたずねてみると、『その通りで

す』と言うのです。勉強部屋がこのような状況になっていると、その悪影響が勉強にでて

くるのです。『自分をもっと向上させよう。全力を出しきって目標達成までがんばってや

るぞ』という前向きの気持ちが生まれにくいのです。また、『勉強に全力をつくさなけれ

ば…』という気持ちを持っている人でも、どうしても安易な方へと流されてしまうことも

多いのです。

たとえば、あなたが教会や神社へ行った時と商店街やゲームセンターへ行った時では、

あなたの心や行動はどう変わるでしょうか。教会や神社へ行った時は、気持ちも落ち着き

おごそかな気持ちになり、心があらわれ歩き方や身の動かし方も普段とちがってゆったり

とし落ちつきが出てくるでしょう。これとは逆に、商店街やゲームセンターへ行った時は

、気持ちもウキウキとして浮かれた行動になるはずです。このように人間の心や行動はそ

の時の状況によって、ずいぶん変わってくるものです。だから、登君は、まず勉強に集中

できる状態の勉強部屋をつくりだすことが大切です。

たとえば、学力を伸ばすための部屋づくりを演出してみるのも、おもしろい方法です。

自分の目標をしっかり持つことによって、志望校に合格するためのプログラムができます

。学習計画表づくり、志望校の写真を撮ってきて机上に置き、いつもながめたり、自分の

向上をうながす決意文など勉強部屋に張るのもよいでしょう。また、机の上やまわりに漫

画や雑誌、ゲームなどの遊び道具があれば、すべてかたずけて、教科書やノート、参考書

だけにします。

そうすると、あなたの心は大きく変わってきます。勉強に対する取り組み方も、今まで以

上に真剣になり、より集中して勉強にとり組めるようになってきます。

勉強部屋は『真剣勝負の場』です。あなたもこれを機会に、より勉強に集中できる“あな

たの勉強部屋”をつくり、全力をつくして志望校合格をめざしてください。

集中力アップ!入試合格作戦≪3≫ 心のトレーニングを

さっそく、登君は勉強部屋の歌手や漫画のポスターをすべてはがし、漫画の本や雑誌など

勉強に関係ないものすべてを押し入れにかたづけました。そして、次のような彼のモット

ーや人生訓を書いて壁に張りつけました。『今日できることは、明日に延ばすな!』『千

里の道も一歩から、継続は力なり』『目的行動やさしい、マイペース楽にできる。日に日

にすべてのことが良くなる』『念ずれば花ひらく』『自己像(イメージ)を変えると、ぐ

んと伸びる』『強く信ずることは必ず実現する。合格達成!おめでとう!』などです。

また、高校入試までの学習計画表と志望校のパンフレットから自分の気に入った写真を

切りとり厚紙に張りあわせ机の前に張りました。そうすると、やっぱり気持ちが落ち着き

、ヤルぞ!という気持ちが起こり、今までよりさらに勉強に集中できるようになったそう

です。「では、登君、次にここ一番という時に集中して自分の力を十分に出していける方

法について話そう」ということになりました。みなさんも、こんな方法があれば、ものに

したいと思いませんか。体で覚えていく科学的な『集中力強化法』『目標達成法』などの

『心のトレーニング法』がそうです。この体で覚えていく心のトレーニング法は、スポー

ツ界で活躍している有名選手たちがマスターして、うまく利用していることは広く知られ

ています。ロスオリンピックで日本の選手は本番で自分の普段の実力すらもだせず涙をの

んだ選手がたくさんいました。しかし、陸上選手のカールルイスをはじめ欧米の選手の活

躍はすばらしく、多くの選手が本番で自分の力以上のものをだし、驚異的な記録をあげメ

ダルをたくさん獲得していました。欧米の選手はあらゆるトレーニングをして勝てる肉体

づくりをした上に、『心のトレーニング』を実施したからなのです。日本人では、ロスオ

リンピックで体操の個人総合で大逆転の演技を行い、金メダルを獲得した具志堅選手や巨

人軍の元監督の長嶋さんが『心のトレーニング法』をうまく活用していたことは有名です

成績を上げるためには勉強しなければならない、体を鍛えるためには運動しなければな

らない。これと同じように、自分を自分でコントロールできるようになるためには『心の

トレーニング』をしなければならないのです。心をトレーニングすると、どんな時でも自

分の能力を最大限に発揮できるようになれます。たとえば、集中力をつけるトレーニング

をやれば勉強の能率を上げることができ、自信をつけるトレーニングをやれば本番であが

らずに実力が発揮できるようになり、イライラやストレスを解消するトレーニングをやれ

ば気分が明るくなるのです。誰でも、どこでも、気軽にやれるかんたんな『心のトレーニ

ング法』を身につけると、毎日の生活が活気にあふれ、生きていく上で大きな財産となる

でしょう。

次回より、この『心のトレーニング法』をくわしく説明していきますので、家庭で練習

してください。

集中力アップ!入試合格作戦≪4≫ 潜在意識を刺激

「登君、人間の心についてもう少しくわしく説明しましょう」、「心のしくみがわかると

、 登君も今よりさらに自分の心をうまくコントロールして勉強に集中できるようになり

、成績もぐんとあがり、目標の高校にも必ず合格できますよ」と、私は登君に次のように

言いました。

みなさんも、自分自身をふりかえりながら、この説明の中から「心をうまくコントロー

ルして、集中力をアップする方法」を考えてください。

私たちの心の構造は、大きく分けると、意識している心(顕在=けんざい=意識)と無意識

の部分(潜在=せんざい=意識)との二つからなっています。心理学では人間の心の構造

を氷山にたとえて説明しています。水面に出ている氷山の一角が顕在意識で、水面下に没

している巨大な部分が潜在意識です。

登君は以前、「テストの時になると緊張して急に体が熱くなって、ふだんなら答えるこ

とのできる問題まであやふやになり、思いだそうとすればするほど忘れてしまって、思い

出せないのです」と悩んでいた時がありました。

登君の答えを思い出そうとする努力は顕在意識(意識している心)で、結果は逆になっ

ているわけです。このことは登君の行為を左右するのは顕在意識だけではないということ

です。私たちの心には自分で認識できる心以外に、意識できない、かくれているこころが

あって、この心が私たちの日日の生活に大きく影響しているのです。それが無意識(潜在

意識)と呼ばれるものです。

私たちは、日常、意識できる心で動いている時よりも、意識できないかくれている心の

潜在意識で動いている時の方がはるかに多いのです。たとえば、自転車に乗る時を考えて

みましょう。あなたはいつも左足をペダルに乗せて、右足でケンケンをして、と考えなが

ら乗っていますか。自然に無意識に自転車に乗っていると思います。

 また、「勉強するのがいやだなぁ」という気持ちを持って、勉強しようとしてもなかな

か勉強が手につきません。集中して勉強できません。意識する心でいくらがんばっても、

潜在意識の方がそうならないと集中して勉強できません。

このことは、顕在意識を乗り手に、潜在意識を馬にたとえると、両者の働きがよくわかり

ます。人がいくら走ろうと思っても、馬がその方向に動かなかったらダメです。この人馬

が一体となり、同じ方向へ走ろうとした時に、はじめて強大な力が得られるのです。馬が

行動を決定するわけです。すなわち、潜在意識が人間の行動を決定するのです。

だから、顕在意識だけにはたらきかけるのではなく、潜在意識に『プラスの考え』を入

れることが必要なのです。この強大な力を持っている潜在意識に刺激を与え、『プラスの

考え』を入れる方法について次回からお話しましょう。

集中力アップ!入試合格作戦≪5≫ 振子法で集中力強化

「登君、前回に説明した人間の行動を決定している潜在意識に自分で自分にプラスの暗示

を入れる方法があるのですよ。」「それは難しくありませんか。」「いや、誰にでも簡単

にできる、ヤル気と集中力を強化しテストのあがり防止にもなる振子(ふりこ)を使った

心のトレーニング法です。」

 私は中学校での数学教員時代に数学の授業前に三分間ほど、この振子を使った心のトレ

ーニングを生徒に行わせました。その結果、定期テストでの学級の平均点が振子法を実施

したクラスの方が実施しなかったクラスより、5点から10点も上になった時がたびたびあ

りました。また、私は機会あるごとに、今まで大ぜいの人たちにこの振子による集中力強

化法を伝え、うまく活用していただいています。それでは、あなたも次の要領で練習しま

しょう。

〈集中力を強める振子法〉

1 イスにゆったりと座り、机上に図のような暗示板(直径15cmの円を厚紙に書いて作製

)を置きます。

2 25㎝のタコ糸の先に5円玉を結びつけます。

3 その糸の端を利き手の親指と人差し指の先で軽くもち、その5円玉を円の中央の真上

10㎝くらいにもっていき静止させます。

4 その5円玉をジィーっとみつめて、手は動かさずに前後に動く動くと強く思います。

ほら、不思議でしょ。動いてきたら、もっと動く、もっと動くと思い、図の暗示語「

気持ちが落ち着いている」と何回も心の中でくり返します。

5 次にその振子がだんだん止まってきて、左右、左右に動くと思い続けます。すると、

大きく動いてきます。下の暗示語『心が集中する』と何回も心の中でくり返します。

6 振子の動きがグラングランとなってきて、だんだんと円をえがいてまわると思い続け

ます。円をえがいてまわってきたら「心が落ち着いている。心が集中する」と暗示語

を心の中でくり返します。

7 その振子をジィーっと見つめて『ピタっと止まると気持ちがスカッとする。心が集中

できる』と思い続けます。

8 ピタっと振子が止まると、「気持ちがいいなぁ」と思って、グンと伸びをします。

いかがですか。この振子法を練習していくと、人間は心の中で思い続けていると体がひ

とりでにその思っている方向に動いていくということが理解できます。

心の中で「集中して勉強しよう」と前向きの姿勢を示すと、体もそれにともなって、集中

して勉強に打ち込める状態になってくるのです。この振子による心のトレーニングを毎日

数回くり返してください。続けていくと効果大です。継続は力なりです。

集中力アップ!入試合格作戦≪6≫ 自律訓練法が効果

人間の心は不思議です。

コロコロ変わるから心と呼ばれるのでしょうか。

ふだんだと眠ろうとすると眠れる、話そうとすれば楽に話せる。

しかし、明日はテストとか、大事な発表会という時にかぎって、絶対に睡眠を十分にとっておかなければいけない時にかぎって、眠ろうとすればするほど目がさえてきて眠れない。

また、おおぜいの人の前で話そうとすればするほど口がこわばり、顔が真っ赤になり、顔が赤くならないようにしようと思えば思うほど真っ赤になってきます。

 あなたもこのような体験をしたことがあると思います。このような体験を『努力逆転現象』といいます。

前回に述べたように、心に直接「がんばらなければ」と強く働きかけると、時として、このような努力逆転現象が起こるので注意しなければいけないのです。

 ドイツのシュルツ博士は、自分のものでありながら、自分の思うようにならない人間の心の不思議さに興味をもち、常に精神を統一して何事にも集中できるようになれる方法はないものかと、1905年よりベルリン大学で研究にとりかかりました。

そして、精神統一されている人の体の状態を調べていくうちに、「両腕、両脚の力が抜けている。両手、両脚が温かく感じている。額(ひたい)が涼しい」など、共通している体の状態があることを発見しました。日本で古くから言われている理想的な心身の状態である『頭寒足熱』の状態です。

 このことから、精神統一されている人の体の状態と同じ状態に、自己暗示で自分の体をくつろがせていくことで、心も勉強や仕事に集中できる状態になれるのではないか、シュルツ博士は考えたものです。

 そして、ついに1932年にシュルツ博士はこれを『自律訓練法』として発表したのです。

その後、『自律訓練法』を実施すると「心がゆったりとして、落ち着いてくる。気分がそう快になる。集中力が強化される。エネルギーがでてきてヤル気がでてくる」など、さまざまな心理効果があらわれてくることがわかってきました。

日本には、1961年九州大学教授の成瀬悟策(なるせごさく)博士によって紹介されました。

 私はこの自律訓練法を21年間の中学校教員時代に保護者、生徒のみなさんに伝え、私ともども成果をあげた体験を多く持っています。

現在は毎日スタディスクールで「親子で受ける自律訓練講座」をさらに経営者、企業戦士、医師などを対象とした『自己コントロール講座』もやっています。

また私の学院では『自律訓練法』を活用して『中学数学や英語』を短期間でマスターする集中講座も実施しています。

この『自律訓練法』について、次回よりくわしく説明していきます。ごく簡単な方法で続けて、練習すれば短期間にマスターすることができます。